ビットコインで秒赤字ブログ

ビットコインの信用取引で、秒で30万円スって退場した人間の再生用ブログです。

腰を上げて簡単なことから

30万円を秒で失ってから、明日でちょうど一週間。

貯金口座を見ると「あ、なくなってるな」と実感する。


タクシー通勤をやめた。

おそらく来月のランニングコストは下がっているだろう。

仕事で疲れながらも街灯を見ながら夜の街を歩く。ビットコインFXを始めてから見なくなった光景だ。20万の利益を食いつぶすように散財をしていたことを思い出す。


消え去った30万は、嘆いていても帰ってはこない。この一週間で私は、その事実をゆっくり飲み込んだ。

こうしたまともな金遣いに戻るために、あの失敗があったのかな。いや、できることならあの無駄遣い続けたいんだけどな、楽だし。


ただ、収入や得られたものに比例しない無駄遣いだった気はする。うん、そうだった。だって毎週スシ食べなくてもいいもん。


さて、そろそろ腐っているのにも飽きてきた。

小さいことからやり直してみよう。原資が0(正確には、時間っていう高い資産を払ってるんだけど)のものからコツコツと。

LINEスタンプでも作るか。


タマゴが先か鶏が先か

ラッキーなことに、最先端とは言い難いが比較的新しい分野の業界に身を置いている。


日常的とは言えないが、たまにぽろっと「本当に新しいもの」に手を伸ばしている人の近況報告などを聞く。


そうした人たちはほぼほぼ30代半ばから50代に差し掛かろうかという壮年の方々で

皆、社会的地位を持っているし、いわゆる億万長者と言えるひとたちだ。


近頃考える

その人たちは

A. 億万長者になったから、新しいものや次世代の最先端に「鼻が効く」のか

B.「鼻が効く」から億万長者になったのか


個人的には、Aの考えに近い。

何か(惹かれるもの、夢中になれるものならなんでもいい)に必死に取り組んで、自分自身で試行錯誤を繰り返した結果、なにかしらの成果を出し

次回の高さが変わって、いろいろな情報が手に入るようになり

結果、鼻が効くようになった、という折衷案を考えてみた。


身の回りの3名の成功者たちを分析するに、あながち間違いではないのではと感じている。


何を持って再生とするのか

目標達成のためには目標定義が必要だ。

まず、このブログを書き始めた目的は、「ビットコインで30万スったことをネタにしよう」だった。


しかし少し時間をおいてさらに掘り下げると

ビットコインで30万スったことに対する心的ショックからの解放、失ったものを取り戻す」ことだと思い直す。


心的ショックとは何か。振り返ってみる。

・抑えられるはずだった損失を、冷静さを欠いて超過させてしまったこと。(5万の損失で済んでいた)

・50万円まで、利益を出した時に気を抜いてしまったこと。(いちど現物に戻すとか)

・仕組みを学び切らずになんとなくで初めて、結果損失を出した迂闊さ。


つまり、この分野において能力の低い自分に対する失望、くやしさだ。


次に失ったもの。

・時間

・10万円の原資

・20万円の利益


前者の「ショックからの回復」は、

A.もう一度チャレンジをしてFXで取り戻さないといけないのか 

B.別の分野で活躍できたら忘れられるのか

わからない。

なにせ、完全に自分のせい(だと100パーセント思える)失敗は、おそらくはじめての経験だからだ。

本当は、人生は全て自分の選択に責任があるとしたほうがいいのだけど。


なのでまず、わかりやすい「失ったもの」を順に取り戻してみようと思う。上記B.の検証も兼ねて。

絶対に取り戻せないもの、それは時間だ。これに関しては諦めざるを得ない。


まず、10万円の原資を取り戻す。

方法は2つ、消費を減らして貯めるか、新たな価値を生み出すか。

個人的に、ノウハウや成長が見込めるのは後者だと思うが、なるべく早く取り戻したいので二本立てでいく。

後者のきっかけになるであろう出費は惜しまず、無駄を減らす。


よし、今この瞬間から頑張ろう。

好きなことで生きていく

仕事があるから死なない

というか、図太いのでこんなことでは死なない

出社して、きっと誰でもできるだろう仕事をこなしている。


悲しいなと思ってはいるが、全部が全部自分の責任なので何かに憤るということはない

何度も繰り返してしまうが、そのことに落胆する。


この失敗に対してものすごく真正面から向き合えたら。

怒り狂うのでもいい。

冷静に次に生かすでもいい。

絶対にこの失敗を金に変えるという思いが持てない自分に失望している。


25の頭頃から、自分は平凡な人間だと思う気持ちが強まった。

確かに何かの突出した才能で飯を食っているわけではない。

そういった「特別な」人々を羨ましいという気持ちが溢れるのに。もっと若い頃は羨ましいだけじゃなく、妬ましく、そして自分にも才能があるのだと思って…信じていたが、近年には諦念が強まっている。


好きなことで生きていく

私もそうしたい。

好きなことってなんだっただろうか。

あっけなく終わるBTC生活

20万の利益を出していた頃(まだ生き生きしていた)に、残していた仕事を片付けるために出社した。頭の切り替え先があるのは便利だ。


幸いにも、もともとあったお金の1/3をなくしただけ。NAVERまとめでもっと悲惨な状況になった人の体験談を読む。先輩方、ありがとうございます。なんかどーでもいいもの買ったんだと思うようにしようと言い聞かせる。


集中していた。

5時間と見ていた作業が、3時間もかからず終わらせられた。

どれほど浮き足立っていたんだろう。集中力が奪われていたんだろう、帰路を歩く。


今ではまあ、「ビットコイン信用取引で失った30万を取り戻そう」という気持ちはなくなっていた。

というのも、ほんの少し残していた2万円の残金をレバ10倍で購入、放置していたからだ。

市場は上がり調子、この2万円が5万円くらいになってくれたらな〜〜という淡い期待だ。


先ほど追証のご連絡がきた。

当然のことだ。

放置するなら現物じゃないと意味がない。


結論、自分がまだまだまともな脳ではないということがわかった。

時間は不可逆だ。はやくまともになれますように。


次にビットコインと仲良くするときは、現物で保有しようと思う。

先ほど、確証金講座から全てのお金を引き出して、元あった生活用の口座に移した。


これにて、私のBTC生活は終了した。

秒赤字出したので、海外旅行をキャンセルした

さる9/2 15時ごろ 

ビットコイン信用取引失敗で30万バイバイをしてから、一夜明けた


昨晩は1時間ほど、あーでもないこーでもないと繰り返し「ああ、朝まで眠れないんじゃないか。私ってなんてバカなんだ」と枕を涙で濡らしたが、その数分後には寝ていた。


どうやら私は本当にバカらしい。

昨日、学んだことをつらつらと書いたが、これはおそらく学んでいない。まぁいいか。


今は風呂に入りながらこのエントリを書いている。


タイトルの件だが、ビットコインで20万稼いだときに、意気揚々と一人旅行の予定を入れた。


5泊6日の海外旅行だ。

15万円の旅行パック。

行き先はバリ。結構いいホテルとオプションを詰め込んだ。コッテコテだ。


私は、客観的に見るといわゆる社畜という種類の人間で、社会に出て随分と経っているが、6日もの長期休みを取ったことがなかった。


心から楽しみにしていた。


しかし現実はそこに横たわっている。

ずうずうしいやつだな。


投入資金30万円から考えると、10万円の赤字。

手元に残ったのは20万円。

30万円は当時の貯金全額だったので、15万円の旅行に行くメンタル的余裕などなくなってしまった。てゆーか単純に金がねえ。


キャッシングで100万円を借りて、一気に取り戻せばいいじゃん!

当然考えた。これができる人間が財を成すんだろうなとも思った。でもブルってしまった。つまんない人間だ、つまんない人間であることが悔しくて涙が出る。



3万円のキャンセル料をお支払いし、旅行を諦めた。



なんだかすごくスッキリした。

長期休み、はじめての一人旅、自分探し……への大きすぎる期待があったのかもしれない。

自分は仮想通貨で一稼ぎしてやるぞ!自分ならできる!という鼻薬から解放されたからかもしれない。


6日間の休みで何を生み出すか。

そんなことを考えている。


まずは無駄を省いて、貯金を30万円まで戻そうと思います。

タクシー乗るの やーめぴ



さいわいなこと

突然だが、私にはよくお世話になっている先輩がいる。

ビットコインでうまく行っているときに(まだ現物取引だけしてたころだ)

ビットコイン面白いですよ!と無責任なオススメをしてしまったので、30万バイバイのショックから正気に戻ってすぐ、その人に連絡した。


幸いなことに、やはりしっかりとした方で

まだ様子を見ていたという。本当に良かった。


誰かに「ビットコインってどう?」と聞かれることがあれば私は、「ビットコインはいいと思いますが、現物だけの方がいいですよ」と答える。なんなら出した損を伝えてもいい。


同時に、この精神が自分を「金持ち」にしないのかなとも思う。

さっきも言ったように、ゼロサムゲームは誰かがお金を失ってくれて初めて儲かる。なら、カモは多い方がいい…と、考える非道さが必要なのかもしれない。


そうした非道さを持てないなら、愚直に時間がかかってもコツコツと力をつけるしかないのかな、私は。ほんの少し失望して、同じくらい納得している。


そういえば、価格が暴落しているタイミングで私は「戻るかもしれない!このまま待とう!」という気持ちは一切なかった。


今すぐ売ろう!(なんかこれはやばい!)って気持ちがあったのだろう。売れなかったけど。バカだったから売れなかったけど。


かの人に、このブログの存在を伝えたら笑ってくれた。それだけで救われた気がした、さいわいなことに。